2008年12月28日日曜日

フライングシューズ

この時期はパーティが続きます。そんななか「フライングシューズ ピョンピョン」を試着できる機会が汐留のパーティでありました。同じ日に麻布十番で開かれる、美女がとにかく大勢集まるというパーティへの思いを断ち切っての参加です。ということで気合いは十分での試着になりました。このシューズ、昔から気になっていたのです。夢で立ったまま空を飛んだり、そのまま宇宙に行ったりすることがあって、いつも気持ち良い夢心地。フライングシューズを装着すれば、まあ宇宙には行けなくても、空を飛んでいる実感が得られるかもと期待が膨らむのは僕にとっては自然です。トランポリンの上で弾む感じになって、バランスが崩れたらどうしようともちょっと心配もしました。
美女軍団への思いを断ち切って望んだ実体験としては、トランポリンの上で弾むような、、というよりも、トランポリンの台ごと一緒に弾む感じです。つまり飛べているかもしれないけれど確実に重いです。。。走ってみるとフライングシューズの良さをより実感できるとアドバイスされたので、夜の汐留を走り抜けました。速いです!!!でもやはり重いです!筋トレを楽しくしたい方におススメです。 鹿島アントラーズでトレーナーをしている友人も来ていて、もちろん彼は筋トレを普段から十二分にしている体格。その日もとにかくたくさん食べるので感心していたら、「選手よりも元気がなければトレーナーは務まらないからね!!」と言って、また皿を手にして行ってしまいました。フライングシューズの試着のあと、僕は息切れしながらその一言を聞きました。プロスポーツ選手は当然に元気が存分に必要なわけで、そのプロの持つ資質を越えることが要求されているというのが、とても新鮮でした。





OPENERSに加藤さんによるインタビューが掲載されています。


2008年12月15日月曜日

ドクター中松ハウス

FRASER PLACEの1室を借りて、友人達と一緒に忘年会をしました。持ち寄りの飲み物は、白ワイン中心。部屋が白いことに合わせて、色の薄いものでお願いしたので。実はゲストとしては今回が初めての利用でした。
中長期滞在に対応するためにちゃんとしたキッチンがあるので、パーティをするのには非常に都合が良さそうです。最上階の客室は1泊からでも普通に借りることができます。照明デザイナーの近藤真由美さんによるブルーの照明をつけて、オレンジ色に染まる東京の夜景をみんなで楽しみました。まあそれは一瞬だけで、ほとんどは飲むか食べるかして過ごしました(笑)。
その次の日は、「次世代建築 ドクター中松ハウス」でのクリスマスパーティへ。誰かがテレビで観て、リビングが150畳あるらしいと言っていたのですが、会場は半屋外の吹き抜け空間です。リビング(体育館?)は別の機会にぜひ拝見したいですね(笑)パーティの主催者で友人の中松義成さん(息子さん)のボサノバを楽しみました。後半、ドクター中松さんも参加して、「もらうと幸福になる名刺」を名刺交換して頂きました。ちなみにそれは「もらわないと不幸になる名刺」だそうでゲスト全員が名刺交換をしたのではないでしょうか(笑)。
パーティの後、中松義成さんやスタッフの方々10人くらいで2次会に行きました。再集合時間までちょっと時間が空いたので、四川料理の天悠で腹ごなし。ここは中華では非常に珍しい化学調味料を使わない店として有名で、学芸大学駅近辺で食事するときはたいがい行きます。ソムリエの友人も一緒にいたので、食の話で盛り上がりました。




狛江の住宅」がAR AWARDSで
Honourable Mentionsを受賞しました。

2008年12月2日火曜日

経験と計量

東泉一郎さんと言えば著名なアートディレクター。彼の活動は多岐にわたっていますが、蕎麦も打つとのことで、自宅近所の友人宅で彼と蕎麦対決をすることに。東泉さんは東急ハンズで買った初級セットを持参して友人宅で実演で打つと聞き、僕は事前に自宅で打っていくことにしました。対決前に「東急ハンズの初級セット」というフレーズを聞いてひとまず安堵です。
ところが当日、
彼から道具を説明してもらうと、ほぼ全て玄人用らしきものに入れ替わっていることが判明。最初に買ったものが「東急ハンズの初級セット」で、時間をかけて少しずつ、使いやすい道具へ変更してきたとのこと。やや不安を感じつつもさらに話を伺うと「神田やぶそば」「神田まつや」と個人的に交流があるそうで「いやいや近所だったので。」とご謙遜。東泉さんはご実家が神田だったそうで、そういう機会があったのです。今しか告白のタイミングはないと思いました。「僕の経験はアフター5の蕎麦打ち体験1回コースです。」所は銀座の雑居ビル内にある蕎麦スクールにて。
それでも意外と自信があります。そのスクール曰く、蕎麦は計量さえ厳密(例. 水1gの誤差は不可)にすれば必ず美味しく打てる!とのこと。その話はとても興味深いです。蕎麦に関しては、成果と経験は関係がないと言っているわけですから。
事実そうなのです。ただ一定の細さで切るのが難しく、そこが本職との違いであり、経験が必要と聞きました。実際、体験1回コースが拠り所でも、自分の蕎麦よりも美味しい蕎麦には滅多に出会いません。ただ見栄えと口に入れたときの感覚が違いますが、たいていは食べ心地の違いという程度です。蕎麦屋で驚くようなことはごく稀です。
東泉さんはもちろん計量について教わったことはなく、すべて経験と勘によるそうです。当然に東泉さんの打ってくれた蕎麦はとても美味しかった。そして多分、結果的に正確な計量と同じ割合になっているのだと想像できます。僕の蕎麦も友人達は美味しいと言ってくれました。なので蕎麦対決は引き分け、というか二人とも最初から対決しているつもりがなく、お互いに謙遜しまくりの、むしろ褒め合い対決でした(笑)。でも完全に異なる点がありました。打っているプロセスです。例えば、蕎麦を打つ過程では円錐形にまとめる段階があるのですが、東泉さんのはその形と表面が美しかった。やはりモノを作って行く時にはそういうところが魅力に見えますね。プロセスの見た目が結果としての味と関係あるのか不明ですが、ぜひ影響していて欲しいと思いました。デザインでは、たぶんそうなっている気がします。


2008年11月19日水曜日

建築の神様

白金のL’Assiette Blancheに友人夫妻と行きました。L’Assiette Blancheは三田の有名店Cote d'Or出身のシェフのお店です。両店ともに自宅からも事務所からも近いのですが、L'Assiette Blancheは初めてです。Cote d'Orはとにかく素晴らしいし、そこ出身のL'Assiette Blancheではジビエ料理がとても評判が良いとのことで、うかれて行きました。かつて好きだった鹿肉を、またしても危うく頼んでしまうところでした。。。以前のある日、鹿肉を食べていたら、「食べていいの?」と聞かれました。「鹿島神宮のお札を事務所に祀っているのに?」と。スピリチュアルカウンセラーの友人から、鹿島神宮は建築の神様と聞いて以来、大切に祀ることにしています。もはや建築の神様としての詳細は重要ではなく、とにかく鹿島神宮では鹿は神様の使いです。もちろん僕自身も鹿島神宮で、そのお使い様達に鹿せんべいをあげています。ですから食べてしまってはまずい!でしょう。その頃は御利益が実感しづらいと思う日々だったのか、あまりに多すぎる願以外にそれが原因だったのかと真に猛省しました。金輪際食べるまいと気をつけていますが、先日の事務所移転オープニングパーティでも新鮮な鹿肉が手に入るという話を聞いて、ではそれにしましょう!とつい喜んでしまい、それに合わせて赤ワインをたくさん注文しました。後で訂正してベジフードになりましたが、赤ワインはそのまま。。L’Assiette Blancheではジビエとしてハトを頂きました。とても美味しかったです。このお店は、フレンチレストランでは珍しいと思いますが、同席者が前菜でもメインでも違うものをオーダーした場合、取り分けた状態で最初から各人に出してくれるので嬉しいです。一緒に食事した友人の内山グリさんは帽子デザイナーで、彼女のつくる帽子は非常に魅力的です。千駄木のアトリエも兼ねたお店の他に、BARNEYS NEWYORKなどで扱われています。

WOODEN FRAMEの写真をアップしました。

2008年11月8日土曜日

平凡さのなかに

prototype展にご来場頂いた方々、どうもありがとうございました。「WOODEN FRAME」を何気ないデザインのフォトフレームだと思って通り過ぎた方々も多いと思いますが、そういう一見平凡にすら見えるデザインに最近とても興味があります。どこまでいっても平凡なだけではつくる甲斐もないのですが、今興味があるのは平凡さのなかに異常というか、非凡な部分を埋め込むような、そういう方向性です。急いでいる人には見過ごされることもあるくらいにデザインしておいて、考えてみるとアレ?と思い始めるようなマニアックな話です(笑)。あるいは、どこまでとことん何気なく見せることができるか、など。去年の箱の展示でつくった「DRAWER, 2008」くらいから、そういうことを強く意識しています。建築ではちょうど同じ頃に計画していた集合住宅の「H-project」でも、同じようなことを気にしていました。幾つかのメディアでも話していますが、実は「DRAWER, 2008」をスタディしていて、それを外形として大きくしたのが「H-Project」です。建物として平凡、家具として平凡というよりは、対象は何であれ作られ方がなるべく何気ない感じになると気持ちが良いと思います。家具と建物を同じ方法でデザインできたのは、僕にとっては非常に重要な経験になりました。
ちなみに展示前に
WOODEN FRAME」の撮影ができなかったので、まだ写真がありません。WEBのトップに載せているものは、ずっと前につくったプロトタイプなのでWOODEN FRAME」とはちょっと違います。明日、事務所をスタジオにして撮影してもらいます。

2008年10月23日木曜日

ビールはプラチナよりも貴重

スタッフの一人が退社するので、昨日は彼の送別会でした。場所は事務所近くの「あら喜」で和食です。彼はビールをとにかくよく飲む人で、昨晩も生ビールを少なくとも10回はおかわりしたと思います。かつて彼と別のスタッフの3人で焼肉を食べに行った時、僕は生ビールを1杯も飲んでいないにも関わらず「28杯」と請求書には記されていたのをよく覚えています。アルコールというよりは、よくそんなに液体が胃に入るものだと、一緒に食事に行く度に感心します。Louis Vuittonの指名コンペが彼の最初の担当で、それから3年間多くのプロジェクトを高いレベルでこなしてくれました。また、いわゆる設計だけでなくて、グラフィックのセンスが非常に素晴らしくて、プレゼンテーションは彼に任せておけば安心で信頼できました。昨日はそんなことも含めて、思いつくままにいろいろと話をして楽しかったのですが、最後の彼の言葉は「ビールはプラチナよりも貴重なんですよ」でした。3年間の最後が、全く共感できない内容で締めくくられたわけですが、彼はその言葉を言いながら、徹夜明けで寝てしまっている別のスタッフの手つかずになっていたビールを一気に飲み干しました。彼の満足げな表情を見て、僕も一応は頷いておきました。
現在は新しいスタッフを経験問わず募集していますが、アルコールが飲めなくてももちろん構いません。むしろ飲み過ぎない方が経費的に安心です(笑)。

2008年10月11日土曜日

ラスベガス

今週は連夜、友人との食事で楽しく過ごしました。職種がバラバラなのも良かったです。火曜日は外資系監査法人と広告代理店勤務、水曜日はライターとグラフィックデザイナー、木曜日はテレビのディレクター、金曜日はご近所さん。僕は韓国料理が好きで、そのうち2回は麻布十番のシモンでした。こじんまりしたこの店のチヂミはとても美味しいので必ず注文すべきなのですが、先日アレルゲンだと判明したばかりのタマゴがもちろん使われています。そこでアレルギーテストの先輩に教わった「今日は特別」という免罪符のセリフを自分に言ってから食べました。
恵比寿でシンガポール料理を一緒に食べた広告代理店の友達は、つい先日、勤務地のラスベガスから帰ってきたばかりです。学生の時、僕はレンタカーでアメリカを旅行中にラスベガスに一泊だけしたことがありました。その時の感想は「二度とこの町には来るまい」です。ラスベガスには巨大なホテルとカジノ以外に何もなくて、1泊なのにとにかく退屈でした。ところが今年の5月末にIALDの授賞式に出席するためラスベガスへ行くことになったのです。まさか再びラスベガスを訪れるとは思いもよりませんでした。しかも今回はタキシード持参なので、ラスベガスを大いに満喫している人のようです(笑)。事前に彼から聞いた情報では、現在でも状況は同じようでした。ただ、幾つかのホテルで開かれているシルク・ドゥ・ソレイユのショーは観たほうが良いとのこと。彼はショービジネスのために半年間ラスベガスにいたのです。そこでアドバイス通りに「O」(オー)と「Ka」(カー)のチケットを取りました。世界中にあるシルク・ドゥ・ソレイユのなかでも、ラスベガスで開かれている興行は出演者のパフォーマンスレベルが最も高いとか。出演者だけでなく、舞台装置も大変なことになっています。「O」の舞台の床は基本的に水面で、その水深のコントロールは尋常ではありませんでした。途方もない高さがある天井あたりから人が飛び込んだ水面の上を、そのすぐ後に人が歩くのです。その水深の変化がいつ起きたのか。。2つのショーを観終わった後、僕にはそのショーだけを観るためだけにラスベガスへ行っても良いと思えました。むしろ、そういう風に順番を考えるとラスベガスの町の退屈さも納得できるかもしれません(笑)。
8日にグッドデザイン賞の発表があり、FRASER PLACEが受賞しました。

2008年10月7日火曜日

専門性

フォトフレームの撮影に立ち会って来ました。いつもながら他の職種の仕事を見るのは楽しくて興味深いです。撮影するとすぐにモニターに表示される写真に対して、感想やイメージを伝えます。するとライティングや構図が変更され、次に撮影された写真は着実に僕が欲しいイメージに近づいていくのです。変更には微妙な陰影の変更もあれば、構図を少しだけ変えたり、完全に前の写真をリセットするような時もあるわけですが、カメラマンはイメージを確実にコントロールできているように見えます。それは非常に高い専門性で、そういうものを目の当たりにすると驚くと同時に、無性に嬉しくなります。そういえば学生の頃、音楽学部の作曲科の友人に学校の小さなレッスン室でピアノを習っていた時期がありました。僕がまず弾けるようになりたいと思っていた曲を彼女があまり知らなかったので、譜面を用意する前にひとまずCDで聞いてもらったのです。その時、CDがあれば譜面はいらないと言われました。初めて聞いたそのピアノ曲を、彼女は何も見ないで、その場ですぐにCDと同じようにピアノで弾いてくれました。確かに譜面を用意する必要は全くありませんでした。驚いていたら「だってそれが仕事だから(笑)」と。絶対にマネできない専門性だと心の底から感心しました。デザインにそこまでの専門性ってあるのだろうか?と思った瞬間でもありました。今はあると信じられますが、当時はどうも怪しいと思ったような気がします。



2008年10月4日土曜日

結果

事務所の引越当日、休憩もかねて近所のイタリアンでスタッフ達(=男性)と軽く一杯飲みながらランチをしている時に、フードアレルギーテストをこれから受けるという話をしました。僕も含めて、おいしいと評判のレストランには積極的に足を運ぶことを楽しみにしていたり、週末は料理をつくり大勢の友人を自宅に招いてパーティをしている人達なので、日常的にみんな食には関心があるはず。事務所を移転させた理由の大きいものとして、ランチ時に行けるおいしい店がなく、かつ選択肢もないという不満もありました。ところが、スタッフからはアレルギーテストは受けたくない、というリアクション。。その理由はおいしいものを食べるのに、いちいちアレルギーを気にしたくないから知りたくないとのこと。ある種、とても男らしい理由だと思いました。前にも書きましたが、このアレルギーテストはアメリカに血液を送って90品目の食品を検査するものです。内蔵や血液など内部的に起きるアレルゲンを対象にしていて、将来の疾患の原因になる食品を検査します。ですからその食品を食べても、例えばすぐにジンマシンがでるとか、呼吸困難になるというものではなく、検査しなければ知ることができません。すぐに症状がでるアレルゲンをIgE(普通はこれ。ジンマシンなどの原因。)、今回対象にしているアレルゲンをIgGと言うそうです。もちろん付け焼き刃の知識です。ということで、スタッフは「食」に関心というよりは「うまいもの」に関心があるということが分かりました。
さて今日ようやくその結果が返って来て・・・、卵が白身黄身ともHigh、チーズ(チェダー、カッテージ、モッツァレラなどに分かれてます)、牛乳、ヨーグルトがLowでした。つまり卵は今後とにかく避けて、乳製品は食べ過ぎないほうが身のため、という意味になるようです。ちなみに一緒に受けた人全員(計4人)が乳製品・卵ともにModerate以上で、中には大豆、砂糖がHiighという人もいました。受けた人全員がアレルゲンを持っているという結果です。やはり知っているのと知らないのでは、当然今後の対応が違うので、受けて良かったと思います。建築で使う材料や製品で広く知られているものだとしても、よく吟味してから使うに限りますが、食べ物も全く同じだと思いました。

2008年10月1日水曜日

5TANDA SONIC

昨日、打合せのあと五反田の5TANDA SONICへ行きました。prototype展の会場なのですが普段の状態だと展示するための壁が足りないということで、出展者達がボランティアで壁製作を昨日から3日間行っています。フォトフレームの担当である山崎も朝から行っているはずなので、様子を見に行ったのです。主催者の芦沢さんもいて、やはり主催者の一人である清水君が汗を流しながら言うには、思いのほか人数が少なく(6人)困っていて、明日はさらに4人に減るとのこと。「今夜は徹夜かもね!」と心の中で山崎に言って帰りました。ところで清水君の会社名であるMS4Dですが、とても良い響きだなといつも思います。意味を持たない記号のようなのに、何か意味がありそうで(例えばDはDesignのイニシャルなど)、発音したときの響きが心地よい。聞くと実際に何かの頭文字を並べている訳ではなく、意味は本当に無いということでした。意味が無いのに心地良いというのはとても魅力的だと思います。
23時頃に山崎からメールがあり、「今、終了。直帰します。」とのこと。徹夜はなかったけれど、馴れない力仕事で大変だったなと思いましたが、次の日聞くと、実は18時頃からみんなで飲んでいたそうです(笑)。

2008年9月26日金曜日

room

昨日は芝浦工大で夕方からroomというイベントに参加しました。建築学科の堀越先生の研究室の主催で何回か異なるテーマで開かれているそうです。今回は安宅研太郎河内一泰、僕の三人が誘われて「最近の事」について話すというものです。会場は広い製図室で、学部3年生から大学院の学生まで何十人か集まっていました。それにしてもなかなかゆるいテーマ(笑)。最近のことといえば僕にとっては事務所の移転なので、事務所の写真を見てもらいながら話したのですが、他の二人は自分たちの「最近のプロジェクト」を紹介しました。それなら僕も何かプロジェクトをと思い、ラッキーなことに事務所の写真の端にprototype展に出展するフォトフレームが写っていたので、それを紹介しました。堅苦しいイベントではなくて、学生も僕たちもみんなが最初からビールを片手にしている会なので、そのくらいがちょうど良かったと思います。おそらくですが。。この3人は東京芸大の大学院の益子研究室で一緒でした。その研究室で安宅君と僕が同期、河内君は一つ上で彼の同期は石上純也君です。芸大は学部だけでなく大学院の研究室も人数が少ないのです。なぜか今はその3人が芝浦工大で、3年生の設計課題で非常勤講師をしています。

2008年9月25日木曜日

オープニングパーティ

昨日は事務所移転のオープニングパーティがありました。大勢の方々に来て頂いて大盛況でした。お越し頂いた方々、どうもありがとうございました。当日お越し頂けなかった方も、ぜひお気軽にお立ち寄りください。1階で道路に面しているので、本当に気軽な気がします。自分の働いているところを大っぴらに公開するのは雑誌以外では初めての経験で、いろいろ言ってもらえて楽しいです。前の事務所では「よくあるマンションの2Kタイプ」と雑誌で紹介され、それを機に移転しようと思ったところもあります。。。今度のところは、自分ではかなりワイルド感があると思っているのですが、来た人達の中には緊張感があるという感想もあって、空間の感想とは一筋縄ではいかないものですね。それはともかくいろいろな雰囲気があって空間的に楽しめる場所だと思います。パーティには今までの個人邸のクライアントの方々にも皆さん来て頂けました。建物を引き渡して終わりの関係ではなく、その後も個人的に関係が続いていることをあらためて実感できて、建築家としてはやはり嬉しかったです。「軽井沢の別荘/ギャラリー」の徳澤姫代さん・大川内弘さんが、「狛江の住宅」のクライアントに「被害者の会をつくりませんか?」と僕の目前で話しているのをキャッチしました(笑)。




ワインは芝浦工大の非常勤講師つながりで、小山貴弘さんのお店ワインワンダーランドで注文。フードのケータリングはアルガデザインに依頼しました。ベジフードでこんな風に美味しく、かつ美しいというのは素晴らしいと思います。写真にはありませんがディップ用のスプーンは「2.8cm」でした。販売中と言ったら驚かれましたが、日本だと東京ではcollex LIVING、大阪ではToiなどにあります。フードの写真はパーティが始まる前にカメラマンの森崎さんに撮ってもらったものです。




2008年9月20日土曜日

受賞

The Chicago Athenaeum Museum of Architecture and DesignからThe International Architecture Awardを「狛江の住宅」が受賞したという知らせがありました。プレスリリースによると、フィレンツェからスタートして次がアテネ、その後ヨーロッパのなかで幾つか巡回展を行うそうです。

2008年9月19日金曜日

1年点検



狛江の住宅」が竣工してちょうど1年経ち、担当の山崎と一緒に1年点検に行って来ました。幾つか補修をする箇所をまとめた後、工務店に対応してもらいます。竣工後に撮影などで何度も訪ねていますが、一年経過しても非常にコンディションが良く、竣工時のテンションをそのまま保っています。もともと計画時からそういった住まい方をクライアントが望み、実際にそのように住んでいる状態は、設計者としてはとても嬉しいし大きな満足感もあります。その一方、まだ小さい男の子の部屋は彼なりの住みこなしがされていて、それはそれで設計者としてはやはり嬉しいです。手書きのアルソックのマークなど、ちょっと感動しました。その写真を撮り忘れたので、クライアントにお願いして頂いた写真です。





2008年9月16日火曜日

食事

昨日、Davidが関西へ移動する前に一緒に食事しようと、夕方から麻布十番の檜屋に行きました。ときどきランチを食べに行くところですが、やはり外国人を連れていくなら和食ということで。新鮮な魚介が入った樽が出て来て、好きなものを選んで料理してもらいます。内装がやや気恥ずかしいものの、それくらいが東京での思い出には丁度良いような気もします(笑)。Davidも喜んでくれました。「軽井沢の別荘/ギャラリー」ではとても歓迎されたようで、本人も楽しめた様子でした。

2008年9月12日金曜日

ランドスケープ

すでに着工している集合住宅のランドスケープで協力をお願いしているランドスケープデザイナーDavid Buck氏がロンドンから来日。昨日の夕方、担当の八木も同席してDavidと打合せをしました。彼の英語はとても聞きとりやすくて助かります。前回打合せをしたのはたしか去年の暮れで、その時は僕達との東京での打合せが終わったら暖かいオーストラリアの別荘に行って新年を迎えると言っていました。うらやましい限りでした。今回は関西に行って、9月末まであちらで休暇で過ごすとか。やはりうらやましいです。。週末に「軽井沢の別荘/ギャラリー」を見に行きたいということで、施主である徳澤姫代さんに連絡をとりました。

2008年9月5日金曜日

prototype展

友人の建築家、芦沢啓治さんが昨年から始めたprototype展にフォトフレームを出展しようと思います。大学時代からの友人で主催者の一人でもある清水くんから一昨日電話で、神社の境内にいる時に誘われました。参加した方が良いということかな、と(笑)。このフォトフレームは、以前にデザインを依頼されて始まったものですが、プロジェクトとして保留状態になっていて、つまりまだ完成品がないものです。完成品ではなく、プロトタイプを展示するという趣旨が面白いです。確かにプロトタイプ、1/1のモックアップというのは、それならではの独特の魅力がありますね。prototype展は来月の10月30日から11月3日まで、五反田の5TANDA SONIC開かれます。

2008年9月2日火曜日

アレルギーテスト

知人の紹介でアレルギーテストを受けました。保険のきくものとは違って、採取した血液をアメリカに送って90品目の食品を一斉に対象にするものだそうです。保険のきくテストは食べた後すぐに症状が現れるアレルゲンを対象にしていますが、今回のテストは内蔵など内部的に症状が現れたり、蓄積することでアレルギーになるような食品をチェックするもののようです。血液型検査のように耳たぶに特殊な針(?)を刺して血液を採取するのですが、血が出づらいと言われ何回か刺されました。それでも足りないということで、結局普通の針のようなもので刺した後に、耳たぶを絞るように血を採りました。一緒に行った20代の友人は、血が止まらないということで絆創膏を貼られていましたが。。3週間後くらいに結果が分かるそうです。

2008年9月1日月曜日

移転完了

事務所を移転しました。以前はマンションの6階だったのが、今度は道路に面した1階です。大きなガラス窓があるので外から見ると中がよく見えます。1階である必要は業務上ありませんが、こうして1階になってみると良い影響がずいぶんといろいろありそうです。見られているということは、見られても大丈夫な状態を保っておかないといけない気がして、常に空間的にも気持ち的にもピリっとできそうです。工事中、カフェみたいなところができると良いなという期待感のこもった、道行く人達の視線にたいして、事務所になってしまい少しだけ申し訳ない気もしますが(笑)。まだ全てのスペースの用途をはっきり決めていませんが、決めずにガランとさせておきたいと思っているところです。

新しい住所は下記になります。
株式会社山口誠デザイン
〒106 0047
東京都港区南麻布2-8-17鳥海ビル1F
tel 03 6436 0371 fax 03 6436 0372



2008年8月26日火曜日

改装工事

床の塗装がちょうど引越前日に終わりそうです。工事は「神泉の住宅」を施工してもらった田工房さんにお願いしました。今回の事務所の改装工事は雰囲気として95%が解体工事、ざっくりした塗装が5%という荒っぽいもので、非常に精緻な施工を得意としている田工房さんには恐縮なのですが、やはり代表の内田さんへの信頼感が大きいことが工事をお願いした理由です。田工房さんには「DRAWER, 2007」の製作もしてもらいました。信頼できる施工会社というのはとても大切です。

2008年8月22日金曜日

事務所移転

来月、事務所を南麻布に移転します。移転前にそこを改装していて、改装と言っても既存の仕上材料を剥がし、壁・床・天井のコンクリート面を露出させた後、一部だけ塗装するというシンプルなものです。今は壁を白く塗っている真っ最中です。今までの作品でも、白い塗料をたびたび使っていますが、白ならなんでも良いというわけでもないです。例えばホルムアルデヒドの発散量を示す指標で、一番良いグレードとされる「フォースター」という星のマークが4つある製品なら大丈夫という訳ではなく、その中にも差がずいぶんとあります。僕自身が塗料の匂いが苦手なので、どのプロジェクトでも材料選び、特に塗料の選択は常に慎重です。工事現場を確認した帰り道、頭痛がずっと続くのを避けたいですし、何より竣工後にそこを長い間にわたって使う人にとってももちろん良いはずなので。水性を選ぶのは基本ですが、なるべく低臭、早く臭いの抜けるものを探して使っています。