2009年4月2日木曜日

馬と照明

時々ですが週末に乗馬をします。長野の諏訪湖近くにある、友人が持っている馬場へ行って楽しんでいます。と書きたいところですが、以前にその馬場で一度試して乗馬は不向きと確信しました。最初に乗ったのが、大会直後でテンションがこの上なく上がっているサラブレットだったというのが、災いした気もしますが。。素人は絶対に乗せまい、という気高さが彼(か彼女)から伝わってきました。馬上で頂いた「遊びじゃないんだぞ!」という、指導してくれる友人のお父さんのコメントも、完全に遊びに来たつもりだった僕にとっては、自分の居場所を再確認するきっかけになりました。まあ、馬場には居場所はなかったようです。
ということでとりあえず乗馬は経験したことがあるのですが、ジンガロは凄かったです。公演はもう終わっているので、恐縮な話題ですが。結構なスピードで走る馬の上に、なぜフリーな状態で人が立ったままいられるのか。。。そういうアクロバット的なところはもちろん、本当に驚いたのはスケール感ですね。馬が何頭も連なって狭いサーキットを走る様は何とも言えないスケール的な違和感があり、魅力でした。照明も本当に素晴らしくて、土がこんなにエレガントで美しいと思う経験はそうないと思いました。

照明で思い出しましたが、六本木のオステリアナカムラの店内も印象的です。内装自体は実際のところ、どうということはないのです。でも
とても心地良いのです。厨房と客席の照度差が影響しているのか、細長く奥まった厨房の明るいボリュームと、落ち着いた照明の客席のボリュームの大きさが近いからなのか。。意図的にデザインされているというよりは、偶然に非常に良い状態になっているように思えました。料理も素晴らしいです。イタリアンでは僕はここが一番好きだと思います。一つの皿の上に乗っているものが、確実に全て関係し合っているように思えます。