2015年3月29日日曜日

15

日本語と英語で行なうプレゼンテーションは、言うことが結構違います。
英語のほうがより強く、積極的にアピールしますね。


その趣旨のなか、英語でのプレゼンテーションでの冒頭、自分の事務所の経歴を説明するため、15年間の実績を誇らしく「15」とスクリーン一杯に表示するデータを用意しました。
ただ大きく「15」と書いてあるだけです。
それだけ見せながら、何年に設立しました、とか英語で話すわけです。
履歴書のように時系列でリストで並べたものは、自分にとっては大切な情報でも、他人にとっては大した意味を持たない気がしますし、ページが変わった次の瞬間で忘れられるでしょう。
「15」年間の経験があるということが伝わることが最重要だと考えた上での見せ方です。

実際には15年間ではなく、14年間だったのですが(笑)、それはそれで数字としてリアルな(15だとちょっと記念っぽいので)感じで良い印象だなと。

4月で、事務所を設立して15年目に入ります。
(それを、まだまだこれから、と謙虚に言うのが、きっと日本語のプレゼンテーションですね。)

2015年3月11日水曜日

メールチェック

昨年末に完成したオフィスの撮影でバンコクへ行ってきました。

お忙しいなら日帰りにしますか?と頻繁な海外出張によって、すでに麻痺している僕の感覚で、写真家の鳥村鋼一さんに予定を聞いたところ、せめて1泊はしたいとの返事。それはそうですね。

ということで、
1日目
早朝5時頃にバンコク着→午後から撮影→バンコク泊
2日目
朝から撮影→15時頃にバンコク発→22時過ぎに羽田着
になりました。

ちなみに、バンコクに滞在中、鳥村さんは全くメールチェックをしないように見えました。
「見たとしてもやれることはほとんどないので」とのことで、いわれてみれば写真家としてはそうなんでしょうね。
撮影中はもちろん、それ以外の時間で僕が見ている限り、全く携帯をみようともしないのです。
とても新鮮で、かつ自然な気がしました。
昔はよく見た光景と言うか、行い(ここでは、行いをしない、ということですが)と申しますか。

一方、僕は東京の事務所とのメールのやりとりをはじめ、ほぼ一日中ずっとメールチェックと返信を繰り返し続けていました。
日本を離れていると、なおさら必要な気がしてしまって、そうなってしまいます。
それは、今よく見る光景ですね。

鳥村さんをみて、いつのまにか失っていたものに気付かされた気がします。
それと、毎回毎回、鳥村さんにいくらメールしても、電話しても、なかなか返事がない理由もよーく分かりました(笑)。