2008年12月28日日曜日

フライングシューズ

この時期はパーティが続きます。そんななか「フライングシューズ ピョンピョン」を試着できる機会が汐留のパーティでありました。同じ日に麻布十番で開かれる、美女がとにかく大勢集まるというパーティへの思いを断ち切っての参加です。ということで気合いは十分での試着になりました。このシューズ、昔から気になっていたのです。夢で立ったまま空を飛んだり、そのまま宇宙に行ったりすることがあって、いつも気持ち良い夢心地。フライングシューズを装着すれば、まあ宇宙には行けなくても、空を飛んでいる実感が得られるかもと期待が膨らむのは僕にとっては自然です。トランポリンの上で弾む感じになって、バランスが崩れたらどうしようともちょっと心配もしました。
美女軍団への思いを断ち切って望んだ実体験としては、トランポリンの上で弾むような、、というよりも、トランポリンの台ごと一緒に弾む感じです。つまり飛べているかもしれないけれど確実に重いです。。。走ってみるとフライングシューズの良さをより実感できるとアドバイスされたので、夜の汐留を走り抜けました。速いです!!!でもやはり重いです!筋トレを楽しくしたい方におススメです。 鹿島アントラーズでトレーナーをしている友人も来ていて、もちろん彼は筋トレを普段から十二分にしている体格。その日もとにかくたくさん食べるので感心していたら、「選手よりも元気がなければトレーナーは務まらないからね!!」と言って、また皿を手にして行ってしまいました。フライングシューズの試着のあと、僕は息切れしながらその一言を聞きました。プロスポーツ選手は当然に元気が存分に必要なわけで、そのプロの持つ資質を越えることが要求されているというのが、とても新鮮でした。





OPENERSに加藤さんによるインタビューが掲載されています。


2008年12月15日月曜日

ドクター中松ハウス

FRASER PLACEの1室を借りて、友人達と一緒に忘年会をしました。持ち寄りの飲み物は、白ワイン中心。部屋が白いことに合わせて、色の薄いものでお願いしたので。実はゲストとしては今回が初めての利用でした。
中長期滞在に対応するためにちゃんとしたキッチンがあるので、パーティをするのには非常に都合が良さそうです。最上階の客室は1泊からでも普通に借りることができます。照明デザイナーの近藤真由美さんによるブルーの照明をつけて、オレンジ色に染まる東京の夜景をみんなで楽しみました。まあそれは一瞬だけで、ほとんどは飲むか食べるかして過ごしました(笑)。
その次の日は、「次世代建築 ドクター中松ハウス」でのクリスマスパーティへ。誰かがテレビで観て、リビングが150畳あるらしいと言っていたのですが、会場は半屋外の吹き抜け空間です。リビング(体育館?)は別の機会にぜひ拝見したいですね(笑)パーティの主催者で友人の中松義成さん(息子さん)のボサノバを楽しみました。後半、ドクター中松さんも参加して、「もらうと幸福になる名刺」を名刺交換して頂きました。ちなみにそれは「もらわないと不幸になる名刺」だそうでゲスト全員が名刺交換をしたのではないでしょうか(笑)。
パーティの後、中松義成さんやスタッフの方々10人くらいで2次会に行きました。再集合時間までちょっと時間が空いたので、四川料理の天悠で腹ごなし。ここは中華では非常に珍しい化学調味料を使わない店として有名で、学芸大学駅近辺で食事するときはたいがい行きます。ソムリエの友人も一緒にいたので、食の話で盛り上がりました。




狛江の住宅」がAR AWARDSで
Honourable Mentionsを受賞しました。

2008年12月2日火曜日

経験と計量

東泉一郎さんと言えば著名なアートディレクター。彼の活動は多岐にわたっていますが、蕎麦も打つとのことで、自宅近所の友人宅で彼と蕎麦対決をすることに。東泉さんは東急ハンズで買った初級セットを持参して友人宅で実演で打つと聞き、僕は事前に自宅で打っていくことにしました。対決前に「東急ハンズの初級セット」というフレーズを聞いてひとまず安堵です。
ところが当日、
彼から道具を説明してもらうと、ほぼ全て玄人用らしきものに入れ替わっていることが判明。最初に買ったものが「東急ハンズの初級セット」で、時間をかけて少しずつ、使いやすい道具へ変更してきたとのこと。やや不安を感じつつもさらに話を伺うと「神田やぶそば」「神田まつや」と個人的に交流があるそうで「いやいや近所だったので。」とご謙遜。東泉さんはご実家が神田だったそうで、そういう機会があったのです。今しか告白のタイミングはないと思いました。「僕の経験はアフター5の蕎麦打ち体験1回コースです。」所は銀座の雑居ビル内にある蕎麦スクールにて。
それでも意外と自信があります。そのスクール曰く、蕎麦は計量さえ厳密(例. 水1gの誤差は不可)にすれば必ず美味しく打てる!とのこと。その話はとても興味深いです。蕎麦に関しては、成果と経験は関係がないと言っているわけですから。
事実そうなのです。ただ一定の細さで切るのが難しく、そこが本職との違いであり、経験が必要と聞きました。実際、体験1回コースが拠り所でも、自分の蕎麦よりも美味しい蕎麦には滅多に出会いません。ただ見栄えと口に入れたときの感覚が違いますが、たいていは食べ心地の違いという程度です。蕎麦屋で驚くようなことはごく稀です。
東泉さんはもちろん計量について教わったことはなく、すべて経験と勘によるそうです。当然に東泉さんの打ってくれた蕎麦はとても美味しかった。そして多分、結果的に正確な計量と同じ割合になっているのだと想像できます。僕の蕎麦も友人達は美味しいと言ってくれました。なので蕎麦対決は引き分け、というか二人とも最初から対決しているつもりがなく、お互いに謙遜しまくりの、むしろ褒め合い対決でした(笑)。でも完全に異なる点がありました。打っているプロセスです。例えば、蕎麦を打つ過程では円錐形にまとめる段階があるのですが、東泉さんのはその形と表面が美しかった。やはりモノを作って行く時にはそういうところが魅力に見えますね。プロセスの見た目が結果としての味と関係あるのか不明ですが、ぜひ影響していて欲しいと思いました。デザインでは、たぶんそうなっている気がします。